2021/03/28(日)
【腰痛 改善】1年以上、どこに行っても改善しないあなたへ。
カテゴリー:院長ブログ
from 今井 雄介
治療院のデスクより。。。
本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今日は、最近当院にご来院いただいた新規の腰痛の患者様からお聞きしたことを書かせていただきます。
その患者様は、当院にご来院される前に約1年間、とある接骨院さんに通院されていて痛みが発生している場所に電気治療やマッサージを受けていた方です。
しばらく通院するように言われて、先生の言われた通り通っていたのですが、ほとんど痛みの症状が改善されなかったため当院にご来院をされました。
ある日、あまりにも症状が改善しないので患者様は先生に聞いてみたそうです。
「先生、症状がきてから改善しないんですが、私の痛みの原因はどこなんでしょうか?
先生は、どうして腰をずっと揉んでいるんですか?」と。
その担当先生は、このように答えたそうです。
「〇〇さんが、腰が痛いとおっしゃるので腰を揉んでいます」と。
はっきり言いますが、患者さんが腰が痛いと言ってるから腰をもむようでは、ほぼ症状は改善しません。
もちろん、腰自体に症状がある方も中にはいらっしゃいますが、腰痛の原因のほとんどは
「腰にはない」
からです。
例えば、過去に大きな怪我をして体全体のバランスが崩れていたり、仕事などで重たい物を日常的に持っていたり、長時間台所で作業していたりなどして、腰以外のところが頑張りすぎて痛みが出ている場合、治療すべき箇所は腰でしょうか?
もちろん違いますよね。
人間はどんな状況でも生活をしなければならないので、1箇所痛みが出て動きを妨げている場合、他の正常な場所が過剰に動いて弱い箇所を補う働きをします。
しばらくの間でしたらその状態でも生活や歩行が保てますが、時間の経過とともに負担が生じていると、痛みが発生してくるのです。
その際に、「腰が痛いから、腰を揉む」という治療方針では、改善が見られない場合、その後の治療が立ち行かなくなってしまいます。
それは、患者様にとってはデメリットでしかないです。
私は、治療をする際に患者様の既往歴(過去の病気)や、生活歴、仕事歴などを必ずお聞きします。
そして、体のどこに負担がかかっているか、極端な体の使い方を必ず観察、検査してから治療方針を組み立てます。
腰だけに着目するのではなく、その患者様の「全体像」に着目しないと腰痛は絶対に根本改善することは出来ないのです。
ぜひ動画もご覧ください!!
本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございました。
今井 雄介